我が国(フランス)では毎年40万の人が心臓血管系の病気に侵され、死因の第一に上げられている。今日では、お年寄りばかりでなく若い人々が心臓血管系障害を起こす事が多くなっている。実際に病気になるのは成人になってからであるにしても、その病気になる土壌はずっと若い時から準備されている。従って、心臓血管系の病気に罹るのは年を取った人だけであると思うのは間違いである。
これらの病気に罹るかどうかは個人の生活様式が重要な役割を演じている。食べ過ぎやバランスの悪い食事などの結果として太りすぎたり、タバコを喫ったり、酒を飲み過ぎたり、体を動かさず、スポーツをしなかったり、それに、ある場合には現代生活によるストレスなどが、我々の心臓を危険にさらす原因となっている。
心臓血管系の病気に気をつけるには、最初の症状が現れるのを待っていてはいけない。むしろ、この病気の原因を知り、それを極力少なくするように普段から心掛けることが必要である。
一般に、健全な生活をして、バランスのとれた食事をしていれば病気を完全に予防する事は出来ないまでも、病気の程度を軽くし、範囲を小さくすることは出来る。
その他、定期的に臨床検査や検診を受ける事によって、これらの心臓血管系の病気を悪化させる原因にもなっている、高血圧、高コレステロール血症などを発見したり、治療したりすることが出来る。